うつ病だと分かってから2週間目に上司の後押しもあり休職を決めた私。そこから2週間で最低限の引継ぎをし、初診から1ヶ月で休職に入りました。

休職するための流れや手続き

休職をしようと決めたら、一般的に以下のような流れで手続きや準備をすることになります。

  1. 医師に診断書をもらう
  2. 上司に相談する
  3. 必要であれば人事や産業医との面談
  4. 休職願いを出す
  5. 傷病手当金の書類の準備
  6. 引継ぎ
  7. 休職

しかし、前回のお話でも書いたとおり、私の場合上司が「必要な手続きはやっておくから」と言ってくれていたので、とにかく引継ぎだけ考えればいい状況でした。

私が実際にやったのは①、②、④、⑥、⑦です。これは(まれ)なことではなく、うつ病の症状が酷い人の場合、そもそも会社に出向くことが難しいというケースもあります。

その場合は、診断書を郵送して手続きすることになるので、その状況に近いといえますね。

うつママ

症状が酷いときに人事との面談なんてできる気もしないし、書類を提出しないと休みに入れないんだったら、なかなか休職までたどりつけないよね。

じゃあ、必要な書類はどうするの?と疑問に思う方もいると思いますが、これは人事や総務から自宅宛てに郵送してもらえるので、記入をしたら必要な書類を添付してまた会社に送り返せばいいだけのことです。

うつママ

こういった休職に関する条件なんかは就業規則に書いてあるんだけど、私の場合は上司が全部調べてくれて、休職願のフォーマットも準備してくれたんだよね。ほぼハンコを押すだけの状態だったから本当に助かったよ。

社内でのことは僕がサポートできない範囲だからね。いい上司でよかったよね。

 

有給消化と休職どっちを優先する?

休職をする前に確認しておきたいのが、有給休暇の残りです。有給休暇が残っている場合、まずは有給休暇を消化したあとに休職をするという方法もあります。

どちらでもいいように感じてしまいますが、

  • 有給休暇は年度末に消滅する場合がある
  • 有給休暇なら給料が発生する
  • 休職は基本的に無休(傷病手当金により給与の3分の2は支給される)

ということを考えると、まずは有給を消化したほうがいいといえます。ただ、会社としては働いていないのに給与を支払うのは…という考えのところが多いので、その場合は傷病手当金の支給条件である3日間は有給取得とし、4日目からを休職扱いにすることもあるようです

参考:病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

この辺は会社の考え方によって違いがあるので、休職に入るときに、相談できそうであれば聞いてみましょう。

人事

うつママさんの場合、転職してから1年経ってないのでまだ休職が適用できません。有給消化と欠勤で1ヶ月は休んでもらって、来月から休職扱いになります。

私の場合はちょっと特殊で、入社してまだ1年経っていなかったため、すぐに休職扱いにはできず有給と欠勤で休職が適用される月まで待つかたちになりました。

休職は勤続年数1年未満の人には適用されないと就業規則で定めている企業が多いので確認しておきましょう。

休職の期間はどうやって決める?

休職するとなると、どのくらいの期間休職するかというのが気になるところです。私の主治医の場合はまずは1ヶ月で診断書を書いてくれました。結局のところ、私の休職期間は半年間だったのですが、1ヶ月単位でそのときの状況を見て、主治医が診断書を出してくれ、それを人事に送る(休職後半は産業医との面談で提出)という形をとっていました。

 

私の場合は勤続年数が少なかったため休職できる上限は5ヶ月(半年のうち1ヶ月は有給と欠勤をフルに使った)まででしたが、私が勤めていた会社では勤続年数が長ければ上限は9ヶ月だったようです。この上限は企業によって違うので就業規則を確認してください。

うつ病による休職の場合、3~6ヶ月というケースが多いですが、その都度、医師による診断で復職すべきかどうかを判断していきます。

 

休職までの記憶がとても曖昧なほどうつ状態が酷かった

うつ病になって一番辛かった時期が休職に入る直前の1週間だと思います。人混みでは目眩(めまい)がして上手く歩けず、周りの景色がグルグルと渦巻いているような感じでした。

うつママ

食欲は戻ったけど、他の症状は悪化する一方で本当に辛かった。

上司の勧めで休職を決めて良かったよね。

うつママ

ほんとだね。初診のときはまだ大丈夫だと思っていたけど、そこからの1ヶ月で急激に悪くなった感じ。うつ病で落ちるときって、ほんとに急激だなって思うよ。

この時期は涙が人前でも止められなくなる時が多々ありました。どんなに晴れた日も、目にフィルターがかかったようにずっと灰色の景色の中にいるような感覚。

会社に行っても仕事がまともにできない状態だったので、とても辛い思いをしました。

職場に行ってパソコンの前に座ってもまず何をしたらいいかすぐに判断ができません。やっと仕事を始めても、文章を書いては直し、書いては直し…何が正しいのか分からなくなり、誰かに聞こうとするものの、話かけるタイミングをつかめずに時間ばかりが過ぎていく。そんな毎日を送っていました。

正直、どうやって引継ぎをして、どうやって休職に入ったのか、記憶が曖昧(あいまい)で断片的にしか覚えていないほどです。

うつ病になって仕事のペースが落ちた私を責める人はいませんでしたが、私自身が私を責め続けていました。

「私はなんでこんなにできないんだ…こんなに人に迷惑をかけて…」

「私には仕事は向いてない。大人しく家庭に入っていたらよかったんだ…」

「いや、育児も家事もまともにできていないか…」

 

うつママ

今思えばよくそんなにたくさん自分を否定する言葉が浮かんだなというほど、できない自分を認めることができずにいました。

会社に行けば自分の不甲斐(ふがい)なさから辛い思いをし、だからと言って会社を休んだら休んだで頻繁に休んでしまう自分を責めてしまう。もはや、自分を責めずにいた時間はなかったのではないかと思います。自分を否定し続けるということは、自分の存在を認められないということです。

きっと、休職を決断せずにあのまま仕事を続けていたらその先には何が待っていたのか。

あのとき休職することを選んで良かった。今、あらためてそう思います。休職することを勧め、理解してくれた担当医、家族、職場の上司に感謝してもしきれません。

 

休職前最後の出社日、周りの人に挨拶もできず

やっとのことで迎えた休職前の最終出勤日。最後の日くらいはしっかりと引継ぎをし、挨拶をして…と思っていたのですが、そんな私の思いは私の体に裏切られました。朝から起き上がることが本当につらく、職場に向かうのがひどく遠い道のりに思えました。

うつママ

ロード・オブ・ザ・リングでフロドが滅びの山に指輪を投げ込むまでくらい長い道のりに感じたよ。

それでも最後の気力を振り絞って一歩、また一歩と足を進め、やっとの思いで職場にたどり着きました。しかし椅子に座っていることすら難しいほどの頭痛と吐き気で、結局お昼を迎える前に私は自宅に帰ることになるのです。

お世話になった人に挨拶をする気力もなく、ちゃんと区切りをつけられなかった自分を家に帰る道すがら責めに責め続けました。そんな後味の悪さを抱えながら私は療養期間に突入。

まあ、同僚が挨拶もなしに休みに入ったとしたら、挨拶もしないでいなくなったの?って思うかもしれないけど、たぶん1ヶ月後にはそんなこと忘れてるよ。職場の人間関係なんてそんなもんだよ。体調が悪かったんだから仕方のないことだって割り切ろう。

 

日常生活の状況も悪化して寝たきり寸前

うつ病と分かってから2週間目くらいまでは何とか会社にも行けていた状態でしたが、そこから1ヶ月目までの間に日常生活でできることも減り、仕事でも休みがちになりました。仕事に行ったとしても、パソコンの前に座っているだけのような状態で、いてもいなくても良い状態。

日常生活でできていたこと(9/55)
  • 睡眠:☆☆☆
  • 食欲:★★☆☆☆
  • 外出:☆☆
  • 自分のこと:
  • 子どものこと:☆☆☆☆
  • 夫のこと:☆☆☆☆☆
  • 料理:☆☆☆☆☆
  • 洗濯:☆☆☆☆☆
  • 掃除:☆☆☆☆
  • 手続き系:☆☆☆☆
  • 仕事:☆☆☆

 

一度睡眠薬で眠りも改善されたと思ったものの、うつ症状の悪化で眠りの質も低下しだし、絶望感や不安感がかなり高まっていた時期です。

 

うつ病は波のある病気だということを知ろう

抗うつ薬で食欲が戻り、睡眠導入剤で眠りの質がよくなった2週間目。しかしそこからまた2週間かけて、他の症状が悪化するとともに、眠りの質も悪くなりました。

うつ病の経過2015年2月

こうやってグラフにしてみると、うつ病の症状には波があることがよくわかります。これは年単位でみた大きな時間枠ですが、さらに細かくみると1日単位でも体調の波があります。

年単位で見ると下がり続けているように見えますが、ちょっと浮上している日や週もあります。

うつ病の治療中は「昨日までは調子が良かったのに…」「先週はできたのに…」なんてことがよくありますが、それはよくあること。必ず浮上する日もあるので、そういった日に目を向けながら生活していきましょう。

 

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