うつ病というと食欲もなく、げっそりとした様子を思い浮かべる人が多いかもしれません。実際、そのような人もいますが私の場合はその反対で、うつ病になってからというものこれまでの人生でかつてないほど体重が増加してしまいました。妊娠した時を除いて大幅な体重の増減に悩まされることがなかったので、うつ病になったことと体重が増加したことに全く関係がないとは思えません。ということで、今回はうつ病と肥満の関係について調べてみましたのでご紹介したいと思います。

真面目が引き起こす?!意外と多いうつ病患者の肥満

うつ病に良いという食材ばかり食べ過ぎている

うつ病になる人は真面目な人が多いという話はよく聞きますよね。実際、真面目であることが肥満に繋がっているというのです。何かしら病気になると、人はその病気について調べ、回復するためにいいと言われる方法を試そうとするのではないでしょうか?

その一つが食事療法といわれるものです。うつ病にはバナナやヨーグルト、納豆などがいいとされていますが、そればかり食べていては栄養バランスが崩れてしまい代謝が悪くなってしまうことも。さらにはカロリーの過剰摂取に繋がってしまい、肥満に至るというのです。

真面目な人ほどこのような傾向が強いと言われ、うつ病患者に肥満傾向の人が意外と多い理由の一つとされています。

 

運動不足で肥満が加速

栄養バランスの悪い食事を続けることで、体調は良くなるどころか悪くなる一方……なんてことも。そうなると動くことの億劫さが増し、運動不足が肥満を加速させることにもなります。

うつ病になる→食事の準備ができない→栄養バランスが崩れ体調不良が加速→運動不足→太る&うつ症状の悪化

という図式が成り立ちそうですね。このループにはまると、なんだか抜け出すことが難しいように思えます。

 

ストレス発散で過食に走る人も多い

また、ストレスを発散するために過食に走るのが原因になることもあります。特に、うつ病の症状が悪化すると外出すら困難になり、家の中で過ごす時間が増えますよね。実は家の中で太陽の光をあまり浴びずに過ごすのもまた肥満の原因となりえます。

太陽の光を浴びることは、セロトニンの分泌を増やすために重要ですが、実は食欲にも関係しているのです。セロトニンは満腹感をもたらすので、この分泌量が減少することでなかなか満腹感が得られず、いつまでもダラダラと食べ続けてしまうという現象を引き起こします。

 

実は肥満だからうつ病になるという説も

キヌレン酸仮説とは?

キヌレン仮説とは、キヌレンという脳内物質の合成が活性化すると統合失調症やうつ病といった心の病を引き起こすのではないかという説です。キヌレンはセロトニンと同様にトリプトファンというアミノ酸から合成されます。トリプトファンから合成されるセロトニンの量が減るからキヌレンが増えるのか、キヌレンが増えるからセロトニンが減少するのかは確かではありませんが、どちらにせよキヌレンの上昇が心の病に深く関わっているというのです。

統合失調症のキヌレン酸仮説

 

肥満や腸内環境の荒れがキヌレンの上昇に影響

このキヌレンは

  • 肥満
  • 腸内環境の荒れ
  • ストレス

が原因で上昇すると言われています。

 

この3つに共通するのが体内のどこかに慢性炎症が発生するという点です。この慢性炎症が原因となり、キヌレンの合成が活性化されるようです。

 

つまり、肥満ではなくても、暴飲暴食や乱れた食生活により腸内環境が荒れるとうつ病にもなりやすいということになります。確かに私自身も、うつ病になったときは肥満体質ではありませんでしたが、仕事の忙しさから食生活が乱れがちでした。うつ病というのは様々な要因で引き起こされる複雑な病気だということがよくわかります。

 

特に女性は肥満や飲酒、過食の影響が大きい

また、30代未満の女性の場合は肥満や飲酒、過食によりうつ病のリスクが上がるとされています。その原因は明確にはされていませんが、ここでもまた肥満というワードがあることから、肥満によるうつ病のリスクは見逃せません。

 

 

うつ病から回復&肥満解消するために

さて、肥満によりうつ病になるのか、うつ病により肥満になるのか、前後関係は確かではありませんが、うつ病と肥満の関係は切っても切り離せないと言えそうです。最初に述べたように、うつ病の症状が悪化すれば、食事の栄養バランスは崩れますし、運動不足にも陥りやすくなります。健康な人であれば、一日三食バランスの良い食事をし、適度な運動をすれば……といえますが、うつ病の場合は簡単なことではありません。

目的はうつ病からの回復、肥満解消かもしれませんが、それにばかり捕らわれると中々成果が上がらず気分が落ち込み、自己否定に陥ることも。まずは手軽な食材で一日三食食べることから始め、少しずつ缶詰や加工食品を利用しながら、食べる食材を増やしていくようにしましょう。まずは医師の処方通りに服薬しつつ、規則正しい生活を送り、うつ病の症状を少しでも良くしていくことが肝心です。気分や体調の良い日が増えてくればウォーキングなど体を動かすこともできるようになります。

急激に太ると、以前の自分との違いに嘆きたくなる時もあるかもしれませんが、まずはうつ病を治してから……と考えて乗り切りましょう。太った自分をありのまま受け止められるといいですが、なかなか難しいものです。私も自分自身が嫌になってしまうときがありますので、みなさんも自分だけと思わず、地道にやっていきましょう。

 

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