うつ病により休職してから2ヶ月半(初診から3ヶ月半)が経ったころ私の中で変化がありました。ふいに音楽が聴きたいという衝動にかられたのです。それまで、音楽をはじめ、テレビ、読書といったものができなかったにも関わらず、その変化は突然でした。そこから、休職4ヶ月目(初診から5ヶ月)までの間にかなり体調がよくなっていきます。

うつ病の治療を初めて~3ヶ月は急性期

うつ病の治療をするうえで知っておきたいのが、

  1. 急性期(~3ヶ月)
  2. 回復期(4ヶ月~6ヶ月)
  3. 再発予防期(1年~2年)

という段階を追って回復していきます。ただ、これはあくまでも目安なので、すべての人に当てはまるわけではありません。

 「うつ病を引き起こす原因はひとつではない」ので、3つの期間がそれぞれどれくらいの時間を要するかは、状況によってたいへん幅があります。急性期が1か月~3か月、回復期が4か月~6か月、再発予防期が1年~、というのが典型的なうつ病の場合の大まかな目安となります。もちろん軽症で早期に治療を開始した場合には、より早く再発予防期に移行することが可能となります。生活習慣病と同様、早期に対応することが重要であることは変わりありません。

引用元:1 うつ病とは:ご存知ですか?うつ病 | こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

 

うつママ

初診の時点ではうつ病に関するこんな知識も全くなく、薬を飲めばすぐに良くなると思っていたから、なかなかよくならなくて焦りや不安が大きかった。

症状が改善してから振り返ってみると、起き上がれない時期は急性期だったんだね。

うつ病の症状が酷い人は、休職に入ってゆっくり休んだとしても、最初は全く改善の兆候が見られなくて焦るかもしれませんが、治療を始めてから3ヶ月くらいは急性期にあたるので、休み始めて3ヶ月くらいは焦らずゆっくり休むようにしましょう。

 

これって回復期?だんだんとできることが増えてきた

休職して2ヶ月半がたったころから、少しずつ意欲がわいてできることが増えるように。

  • 休職2ヶ月半(初診から3ヶ月半):音楽が聴けるようになる
  • 休職3ヶ月(初診から4ヶ月):映画が観れるようになる
  • 休職3か月半(初診から4ヶ月半):ふいにヨガをやろうと思い立つ
  • 休職4ヶ月(初診から5ヶ月):ヨガのおかげか体調と気分の良い日が続く

といった感じで、少しずつ行動的になっていきました。

休職2ヶ月半(初診から3ヶ月半):音楽が聴けるように

休職中は休むことが第一。とはいえ、ずっと寝ているのも辛い毎日を送っていました。

うつママ

このままでいいのかな…そろそろ何かしなきゃ…

などと、できもしないくせに悩んでばかり。読書やテレビ鑑賞、音楽鑑賞もできないので、気を紛らわすことができないというのが大きく影響していたとも言えますね。

そんな日々を送って2ヶ月半。なんだか無償にクラシック音楽が聴きたくなった日がありました。特に不思議にも思わずピアノ曲をかけ、ソファに横になって聴いいたのですが、

うつママ

あれ?音楽聴けてるじゃん!

と、びっくり。それ以降、最初はピアノ曲だけだったのが、オーケストラ音楽、洋楽、邦楽と聴けるジャンルが増えていきました。

 

子のブログも、この時期に立ち上げたものです。うつ病治療には日記が良いと聞き、少しでも仕事を意識したことをしてみようと思い、ブログを始めたんですよね(職業がSEだったため)。軽い気持ちで始めたブログですが、私にとっては無くてはならないものになりました。

 

休職3ヶ月(初診から4ヶ月):映画が観れるように

音楽が聴けるようになると、今度は映画が観られるようになりました。最初は新しい話は頭に入ってこなかったので、これまでに観たことのある映画だけでしたが、だんだん慣れてくると新しい映画も観られるように。

何故かドラマやバラエティ番組といったものは観る気になりませんでしたが、音楽が聴け、映画が観られるというだけで毎日にハリがでるように。

うつママ

時に調子に乗りすぎて、映画三昧な日を送って、次の日ひどい頭痛に悩まされるなんてこともありましたが…

ものには限度ってものがあるからね。気を付けてね。

うつママ

おっしゃる通りで、ぐうの音も出ません。

家事や仕事、外出への意欲はわかないものの、何もできなかった休職当初に比べたら大きな前進です。

 

休職3か月半(初診から4ヶ月半):ふいにヨガをやろうと思い立つ

音楽や映画を楽しみながら休職から3ヶ月半(初診から4ヶ月半)を迎えたころ、ふと体を動かしたいという欲求がわいてきました。

とはいえ、私は歩くのがあまり好きではありません。むしろ走るほうが好きなのですがまだそれほどの気力と体力がなく、何かいいものはないか…と探していたところ、ちょうど自宅近くのヨガスタジオの広告がポストに入っていたのです。

うつママ

初回体験は1,000円という安さに惹かれ、一回だけ試してみようという軽い気持ちで行ってみたんだよね。

軽い気持ちで外出できるって、初期に比べたらすごい進歩だよね。

体験当日は、久々に大勢の人と顔を合わせることに緊張し、挙動不審気味…インストラクターさんの話を聞いてもあまり頭に入ってこなかったり、用紙に必要事項を記入するときも思った以上に頭が働かず、時間がかかって焦ったりもしました。

実際、体験レッスンがはじまるまでは周囲の人の目が気になったり、本当に自分にできるのかな…来たのが間違いだったかな…とものすごい不安と逃げ出したい欲求に襲われましたが、いざレッスンが始まると、最初の瞑想でヨガの虜に!

インストラクターさんの「誰とも比べることなく、この時間は自分だけのために使います。」という言葉が胸にぐさりと刺さったのです。そう、私に必要なのはその考え方なんです!と心の中で叫びました。

 

とはいえ、感銘を受けたからといってすぐに実践できるわけではありません。どうしてもうまくポーズができない自分と、できている周囲の人を比べてしまいます。それでもレッスンが終了するころには、これまでずっと肩に重くのしかかっていた憑き物が取れたような爽快さを感じました。この日、私はヨガ教室への入会を決め、体調のいい日にはヨガをするようになったのです。

この時に入会したヨガ教室はLAVAという全国に展開している大規模なヨガ教室で、今も通っています。やはり自分ひとりで運動するよりも、だれかにアドバイスがもらえるというのは違いますよね。

うつママ

LAVAは会員が多いため、仲良しグループなんかもなくて一人で通いやすいので続けられているのかも。

 

休職4ヶ月(初診から5ヶ月):ヨガのおかげか体調と気分の良い日が続く

ヨガを続けるうちに、自分自身を見つめることができるようになるのを実感しました。それとともに体調の良い日も増え、週に3日程度はヨガに通うように。

最初はポーズができないことばかり気にしていましたが、少しずつ無理に完成形のポーズを目指すのではなく、今自分にできるところまででポーズをとるようになっていました。つまり、できない自分を認めて、周囲の目を気にしなくなっていたのです。

このころになると、週に2~3日は自分で料理をしようという気力も湧くように。まったく何もできないほど不調の日は依然としてあるものの、ある程度活動的に過ごせるようになっていました。

 

回復期はうつの波があるのを知っておこう

こうやって見てみるとかなり回復しているように見えますが、調子がいい日もあれば、またベッドから起きられないほどうつになるのが回復期の特徴です

前の日にできていたことが、今日できなくても落ち込む必要はありません。

体調の良い日と悪い日の波があるので、一喜一憂せず「そういう時期だ」と割り切るのが大切です。

 

休職の上限まであと1ヶ月半にせまり復職のシミュレーションへ

うつ病のどん底だった時期に比べると、睡眠の質もよくなり、外出や子どもの相手も少しずつできるようになっていた回復期。

日常生活でできていたこと(20/55)
  • 睡眠:★★★★
  • 食欲:★★★★★
  • 外出:★★
  • 自分のこと:★★
  • 子どものこと:★★☆☆☆
  • 夫のこと:☆☆☆☆☆
  • 料理:★★☆☆☆
  • 洗濯:☆☆☆☆
  • 掃除:☆☆☆☆
  • 手続き系:☆☆☆☆
  • 仕事:☆☆☆

 

少しずつ回復を実感するものの、まだまだ電車に乗ることは難しくて人混みも怖くていけない状態でした。それでも休職できる期間は決まっています。少しずつその日が近づき、会社の産業医との面談が行われました。面談に行くにも、精神を落ち着かせる薬を飲み、途中の駅で休憩しながらやっとのことでたどり着けるといった状態でした。

しかし、ヨガの話や料理が少しずつできていること、薬を飲めば夜眠れることを産業医に話すと、そろそろ復職を視野に入れましょうと話されました。

うつママ

まだまだ以前のようにできそうになくて不安です。

と、正直な気持ちを産業医に話してみたところ、

産業医

うつ病かどうかに関わらず、誰しも仕事を100%の力でできている人なんていませんよ。それに会社だって、うつ病から復帰してすぐの人に大きな仕事や大変な仕事を任せることはしません。どちらにとってもメリットがありませんからね。

とのアドバイス。それを聞いても、電車で毎日通勤するのは難しいし…と私はなかなか復職を視野に入れるということができませんでした。しかし、そこで産業医がまた良いことをいうのです。

産業医

今日はここまで来れたでしょ?ちゃんと治ってきてるんですよ。できないからできるまで待つのではなくて、今できることを組み合わせてみたらどうでしょう?休憩をはさめば電車に乗れるというのであればそれでいいですし、バスなら平気というのであればバスも組み合わせればいい。方法は一つじゃないんです。できないことより、できることを見つけましょう。睡眠だって、薬を飲まないと眠れないんじゃなくて、薬を飲めば眠れているんです。眠れているという事実が大事なんですよ。

確かに…そのとおりです。全部完璧にできる日なんていつ来るとも分かりません。そもそも、その完璧を求めすぎて私はうつ病になったんだった…と目の覚める思いでした。

こうして、産業医にうまく丸め込まれたような気がしないではないですが、私は復職を視野に入れて生活するようになります。

うつ病の経過2015年5月中旬

1ヶ月半かけて復職に向けたシミュレーションを始め、少しずつ電車にも慣れていきました。

 

実際、医師が言った通り「今はできないけど、ちょっと頑張ったらできそうなこと」にチャレンジすることで、復職までにある程度、家事や育児ができる程度には復活していきました。

 

 

この記事が気に入ったらフォローしよう!

こちらの記事も人気!