うつ病になって音楽が聴けなくなったテレビを観られなくなったという話をよく聞きます。かくいう私もうつ病になったことで音楽もテレビも読書も無理な状態に陥りました。が、今は大分症状も落ち着き、なんとJ-POPを聴けるまでに回復しました。

うつ病の症状度合いと聴ける音楽ジャンル

ということで、JPOPが聴けるようになるまでにどのような経過で音楽が聴けるようになってきたのかを症状の度合いでご紹介したいと思います。

※クラシック曲をよく聴きますが、大して詳しくはありませんので、あしからず…

うつ度レベル5:もはや何も聞けない

うつ度1

ベッドから起き上がれないほどうつ病の症状が酷いときは音楽など聴ける状態ではありませんでした。もしかしたら、自分が聴きたい音楽が分からない状態、もしくは自分の気分にリンクする曲がなかったとも言えるかもしれません。重度のうつ病の気持ちが込められた音楽なら聴けたのかもしれません。そんな曲あるのかな?

 

うつ度レベル4:ピアノ曲(暗い曲限定)なら聴ける

うつ度2

ピアノ曲のうち暗い感じの曲なら聴けるようになりました。調べてみたら、有名なクラシックの作家はうつ病を患っていたり、多少うつの傾向があった作家が多いのだとか…そういった部分に同調していたのかもしれないですね。

ちなみに、よく聴いていたのは

などです。

うつ度レベル3:ピアノ曲のちょっと明るい曲も聴ける

うつ度3

ピアノの曲なら暗い曲でなくても聴けるようになってきました。この時期にオーケストラの交響曲も聴いてみましたが、さまざまな楽器の音がある交響曲はまだ早かったようで、ちょっと無理でした。

この時期に聴いていたのは

などです。

 

うつ度レベル2:オーケストラ曲が聴ける

うつ度4

うつ病の症状が酷いときはオーケストラのいろいろな楽器が混ざり合った音が苦痛でしたが、身支度を整えてゴロゴロできるほど回復してきた時期には全く気にならないようになっていました。相変わらずピアノ曲の割合は多いものの交響曲や協奏曲を聴くようになったのがこの時期です。

 

うつ度レベル1:洋楽なら聴ける

うつ度5

仕事に復帰後、家事や買い物もある程度できていた時期には洋楽も聴けるようになっていました。たぶん人との関わりが増え人の声を聴くことに慣れてきたというのもあるかもしれません。まだ日本語の歌詞だと疲れるため、洋楽を聴いていましたが気分の良いときはアップテンポの曲も聴けるようになったのは、初期に比べるとかなりの進歩です。

 

うつ度レベル0:ノリノリでJ-POPが聴ける

うつ度6

洋楽が聴けるようになってから、J-POPが聴けるようになるまではそんなに時間はかかりませんでした。今だにたまに言葉の意味がダイレクトに頭に入ってくるJ-POPを聴く気分にならないときもありますが、自然と最近の曲も聴くようになりました。K-POPも好きなのでよく聴きます。

日本語の歌を聴けるようになったことへの喜びより、日本語の歌詞に共感できるようになったことがしみじみと嬉しく感じます。

特に、SuperflyのBeautifulという曲の歌詞はうつ病という経験をして自分を見つめなおした私にはすごく共感できる歌詞で、お気に入りです。

 

人は気分に同調する曲を楽しむことができる

たとえば、クラシック曲ですがグリーグの「朝」という曲があります。CMで使われていたこともある曲ですし、音楽の授業で習っている人もいると思うので、聞けばわかるような有名な曲です。この曲ですが、天気のよい朝に聞くと爽やかな気分になるのですが、朝から雨がしとしとと降っているときに聴いてもあまり気分は上がらないんですね。

私としては、雨の日に聴くならドビュッシーの「月の光」です。

天気によって人の気分は左右されます。その気分を無理に変えようとするより、その気分に同調するほうが楽なのかもなと最近思っています。

落ち込んでいる自分、なんだかやる気が出てきている自分、楽しくて仕方がない自分、そのときそのときの自分に浸り、酔いしれることが一番心が楽な気がします。

うつママ

暗い気分のときに明るい音楽を聴いても気分を上げるどころか何だか嫌な気分になってくるんだよね…うつの症状が酷い時期は夫にも音楽禁止令が出てました。

まあ、音楽はイヤホンでも聴けるから。

確かに、落ち込んでるときに明るい音楽は僕も無理だな。

たとえば、ものすごく酷い失恋をした後に、恋人ができたばかりの友人ののろけ話なんて聞きたくない。そんな気分と同じですね。「私は落ち込んでいるのよ!暗い気持ちなのよ!あなたの話になんて同調できないのよ!私はこの悲しみに浸っていたいの!」ってね。うつ病のときも同じだと思うんです。

 

私の症状回復とともに聴けるようになった音楽のジャンルで考えてみると…

  • 自分の気分すら分からないから音楽なんて聴けない。
  • 何だか暗い気分ってのは自分でも分かるようになってきた…そんな感じの曲なら少し聴けるかも。でも人の声は聴きたくない。
  • 明るくもないけど、別に暗い気分でもない…ちょっと爽やかな感じの曲なら聴けるかも。でもやっぱり人の声は聴きたくない。
  • 何だか、人の声が聴きたいかも。でもあんまり言葉の意味は考えたくないな…英語とかフランス語の曲なら聴きたいかも。
  • もう結構調子いい!好きなポップスを口ずさみたいかも。

というようにうつ病の症状が回復するとともに、聴ける音楽もリンクして変わってきている気がします。

すべての人に当てはまるとは言えませんが、自然と音楽が聴きたくなってきたときに、どの曲を聴いたら心が落ち着いたか、同調することができたかを覚えておくと、のちのち自分の心の状態を分析するのに役立つかもしれません。

 

うつ病が回復しても、再発という不安はつきまといます。

その不安とうまく付き合っていくためには、自分の状態を把握することが第一歩。その一つとして、同調できる音楽というのが私の大事な指標となっています。例えば、テイラースイフトの曲が聴きたくなったら、「ちょっと気分が上がってきてるかな」とか、ベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」が聴きたくなったらなんか落ち込んできているな…とかそんな感じで、そう感じている自分を認めてあげるようにしています。

 

気づかないうちに「うつ病」の状態を放置してしまった私としては、気分が落ちている時こそ自分の状態を把握できなくなってしまっているので、聴きたい音楽のジャンルで気分を判断してみるというのはかなりお勧めの方法です。

 

 

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