うつ病になるとよく言われるのが「重大な決断は避けましょう」ということ。これ、本当にその通りです。自暴自棄になってしまい、そのときの勢いでいろいろ終わらせたい衝動にかられるので注意が必要。家族や職場などで身近な人がうつ病になった場合も、本人が重大な決断をしようとしていないか気を付けてあげる必要があります。

うつ病になったら重大な決断をしてはいけない?!

悲観的、否定的な考えのときの決断は危険!!

うつ状態にあると、「何もかも上手くいかない」、「このままではダメだ」といったように悪い方向に考えたり、自分を否定してしまう考えを持ったりしがちです。

本来の自分の考え方や、ものの見方ができない状態なので、うつ病の症状が酷いときに決断したことは症状が回復したときに後悔してしまうことがあります

また、後悔するだけでなく、その決断による環境の変化で症状が悪化してしまうこともあるので注意が必要。とくに以下のものは自分ひとりで決断せず、周りとも相談して決めるようにしましょう。

  • 仕事をやめる
  • 転職する
  • 結婚・離婚
  • 引っ越し
  • 大きな買い物

今すぐに決めなくてもいいことは、先送りにするのが鉄則です。

 

また、身近な人がうつ病の場合も、上記のことをしようとしている場合は今すぐに決断する必要はないことを伝え、うつ病の症状が良くなってから考えるように促すようにしてください。

 

ひとりで決める前に自分の気持ちを話してみよう

うつの状態にあると、「あとでいっか」と決断を先送りにすること自体が難しかったりします。

うつママ

何故か、「今すぐ決めないと」という衝動にかられる時があるけど、あとで思い返してみると、なんでそんなに焦っていたんだろう…と思うよ。

では、そんな衝動にかられたときはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、自分がどんな理由でその決断をしようとしているのか、他の人に気持ちを聞いてもらうのが確実です。

たとえば、

  • 今の私では仕事で役にたてそうにないから、辞めたほうがいいのではないかと思っている。
  • うつ病になってしまい、家族に迷惑をかけてしまいそうだから離婚しようと思っている。
  • これからお金がかかりそうだし、今のネットを解約してもっと安いところで契約しようと思っている。
  • お金がかかりそうだから、子どもの保育園は辞めさせようと思っている。

などなど。人生を左右する内容から、普段の生活の些細なことまで、決断というのはいろいろありますよね。

家族や友人、上司、同僚、医師などに話してみると、自分では今すぐに決めないといけないと焦っていたことでも、「それは今すぐに決めなくても問題ないことじゃない?」と気づかせてくれたりします。

決めなくてはいけないことでも、自分が考えている方法よりもいい方法を一緒に考えてくれたりします。

 

周囲の人が気を付けるべきポイント

うつ病の症状が酷いと自暴自棄になってしまい、急に「仕事をやめる」「離婚したい」「家を売りたい」「引っ越しをしたい」など大きな決断をしようとすることがあります

 

身近な人がうつ病を患っていて、急にこういった決断をしようとしていたら、

  • 決断を急ぐ必要はないこと
  • 今は休むこと・治療することを考えること
  • うつ病の症状が改善したら改めて考えていこうということ

を伝え、先送りしてもいい問題はすぐに決断しないように促しましょう

 

自暴自棄になっていて、「自分は何もできない。迷惑ばかりかけている。」と思い詰め、離職や離婚を考えているようであれば、「周りはそう思っていない。今は病気がそう思わせているだけだ」ということも伝えてあげるといいかもしれませんね。

 

私がうつ病中に決断して失敗した話

症状が少し良くなってきたころに、私は携帯の機種変更をしたことがありました。

機種変更自体は前日までに主人と話をして決めていたので、それ自体に後悔はしていません。後悔しているのは、機種変更に行ったときに別の契約をしてしまったことです。

店員さん

Wi-fiの申し込みを一緒にすると携帯代の割引ができますよ。さらに、今なら一万円のキャッシュバックがあるので、他社さんで契約しているWi-fiを解約したとしても解約金分が補填できるのでおすすめです。

と、お店の人に勧められ、

うつママ

キャッシュバックがあるなら、大丈夫だよね・・・

と夫に確認することなく、決断してしまったのです。

 

以前から我が家で使っていたWi-fiの調子が悪くてかなりストレスを感じていたので、解約金分がキャッシュバックで返ってくるというお得感につられて、即決してしまったのですが、これが失敗…

うつママ

うつ病になる前の私ならその場で実際にかかる解約金を調べて、損をしないことを確認してから契約していたと思う…

確かに本来のリサーチ力は半端ないもんね。何も調べずに即決するってことは、以前のうつママからは考えられないことだよ。

うつママ

本当にうつ病ってやっかいな病気だよね。頭が働かないから、よく考えもしないで決断してしまって後悔するってことは何度もやったよ。

家に帰ってから主人に調べてもらうと、我が家で使っていたWi-fiは特約付きの契約だったらしく、2年未満で解約すると解約金が2万円かかるということが分かり、たとえ1万円のキャッシュバックがあったとしても、1万円は自分で負担しなければいけません。

ちゃんと確認することもなく、損をするという決断をしてしまったことに私は自分を責めて酷く落ち込んでしまいました。

 

後悔する決断をしてしまわないために

うつ病の症状が酷ければ、そもそも自分で決断しない方がいいことの判断すら難しいかもしれません

時には、その場の「お得感」などに煽られて衝動的に大きな買い物をしてしまうかもしれません。まず、うつ病の人は状況に応じて判断するための思考が低下している状態にあることを理解しましょう。

 

周囲の人も、うつ病のご家族や同僚が重大な決断を勝手にしてしまわないように、ルールを作っておくと、ある程度は防ぐことができます。

 

重大な決断をしないための3つのルール

うつ病の症状が酷い、酷くないにかかわらず私は以下の3つに気を付けるようにしています。

  1. 契約書や、手続きの書類を書く必要がある場合は、その場で書類は書かない、出さない。
  2. 一人のときに合計金額1万円を超えるものは買わない。解約しない。契約しない。
  3. 取捨選択が必要な場面で10分以上迷っても決められなければ、一旦忘れる。

うつ病の症状が酷くないときであれば気を付けなくてもいいように感じてしまいますが、調子が悪いときは自分の状況を正確には把握しにくいものです。自分では大丈夫と思っているときこそ注意が必要なので、何かしらの基準を設けておきましょう。

 

なぜそんなルールを作ったか?

うつ病の自分が何かを決めるとき、「後で後悔する内容かどうか?」を吟味できる状態ではないので、数値や具体的な状態をルールにすることで迷わずに判断できるようにしました。

1.契約書や、手続きの書類を書く必要がある場合は、その場で書類は書かない、出さない。

書類を出す必要があるときは、家で主人にも同意をもらってからにしています。書類を出さなければいけない状況というのは、かなりの割合で人生を左右する出来事や、お金がかかる状況が多いのです

 

2.一人のときに合計金額1万円を超えるものは買わない。解約しない。契約しない。

失敗談にも挙げた事例もそうですが、他の人の勧めがあると以前に比べて話に乗せられて即決しがちです。以前、うつ病をテーマにしたドラマでも騙されて詐欺に合ってしまうという場面を見たことがあります。

当時は、「そんないかにもな詐欺、だまされないでしょ?」と感じた記憶がありますが、うつ病になった今では何となく理解できます。

とはいえ、買い物をするたび誰かに確認するわけにもいかないので、「日用品の買い物に支障がない額」かつ、「この額を超えて無駄遣いをしてしまうと罪悪感を感じる」という限度額を設けました。それが1万円という区切りです。

 

3.取捨選択が必要な場面で10分以上迷っても決められなければ、一旦忘れる。

迷う時間が長くなると、考えること自体に疲れ「もうこれでいいや…」と投げやりな決断をしてしまうことがあります。

10分としてますが、正確に計っているわけではなく「全然決められないな~」と思ったら、考え始めてからどれだけ時間が経ったか?を気を付けるための決めごとにしています。

 

 自分の決断に後悔したら?

失くしてしまったものは、手に入らないから惜しく感じてしまいます。うつ病になんてならなければ…と嘆きたくなるかもしれません。

そんなときは、ぜひ失くしたものではなく『得たもの・持っているもの』にフォーカスしてみましょう。何かを失くすと、自分は何も持っていないように感じてしまいますが、そんなことはないんですよね。あなたの人生は失ったものだけではないはずです。

今持っているもの、うつ病になって得たものなど、視点を変えると新たな発見があります。

 

 

この記事が気に入ったらフォローしよう!

こちらの記事も人気!